2013年2月11日月曜日

ABLの積極的活用(金融庁)

金融庁、ABLの積極的活用を中小企業に呼びかけ

金融庁は、ABL(Asset Based Lending)の積極的活用を呼びかけています。

ABLとは、企業が 保有する「在庫」や「売掛金」などを担保として活用する新たな資金調達の方法で、現在は「不動産担保」が中心であり、「動産・売掛金担保」は、あまり活用されていません。

他方、わが国企業の保有資産は、「在庫」+「売掛金」は297兆円と、「土地」の186兆円を上回っているのです(2011年度財務省「法人企業統計調査」)。

一方で、中小企業等が経営改善・事業再生等を図るための資金はもとより、新たなビジネスに挑戦 するための資金の確保が、課題となっている状況です。

そこで、ABLを活用すれば、担保にで きる不動産がない企業に、在庫や売掛金等を担保とした、新たな資金調達の道が開かれる。

金融庁では、「在庫」や「売掛金」も、「不動産」と並ぶ重要な資産だとして、
「動産・売掛金担 保融資」のABLの検討・積極的活用を呼びかけている。

ABLの仕組みは、「自社には担保にでき る不動産がない…」と悩む中小企業が、
土地や建物でなく、在庫や売掛金等に担保権を設定すること で、
金融機関から融資を受けることになる。

一方で、借手企業は、在庫や売掛金等の状況を、金融機 関に定期的に報告する必要がある。

私たちもより一層、タイムリーな月次巡回監査の必要性をお客様に提示しねければなりませんね。

この件は↓ http://www.fsa.go.jp/news/24/ginkou/20130205-1.html