2013年4月8日月曜日

助成金・補助金活用のメリットについて

前回の続きです。 

企業が助成金・補助金を活用する主なメリットは以下の通りです。

(ア)資金不足が解消される 
資金調達には、金融機関から融資を受けるなどの方法がありますが、
融資を受けた資金は返済しなくてはなりません。

これに対して、助成金・補助金は基本的に返済の必要がない資金です。
そのため、企業は助成金・補助金を活用することで、
安全に経営に必要な資金を調達することができます。
 例えば、優れたアイデアや技術力はあるが製品化のための資金が不足している企業の
場合、助成金・補助金を活用して開発資金などの調達を行うことで、製品化が可能にな
ります。


(イ)対外的な信用力が高まる 
企業が助成金・補助金の受給を申請した場合、
国や都道府県などの助成金・補助金を所管する機関は
企業の事業計画や将来性などに関する審査を行います。

助成金・補助金を受ける企業はそうした審査基準をクリアしたということであり、
ある意味では国や都道府県から「お墨付き」をもらったことになります。
これが、取引先や金融機関など外部からの信用につながることもあります。


(ウ)さまざまな経営支援が受けられる 
国や都道府県などの助成金・補助金を所管する機関が企業を支援する目的は、
企業が助成金・補助金を活用し、成果を上げることです。

そのため、国や都道府県では助成金・補助金を受ける企業が成果を上げられるように、
専門家による無料の経営診断や販路開拓のコンサルティングを行うなど、
経営面の支援を行っている場合があります。

(エ)圧縮記帳等、税制面でも効果があります
 通常助成金・補助金をもらうと企業の利益となるため、
利益に対して税金がかかります。
 せっかく助成金・補助金をもらったのに税金で取られてしまっては、
助成した国や都道府県の企業を支援する目的を阻害してしまいます。
 そこで、助成金・補助金で購入した固定資産等に対して圧縮記帳をすることにより
実質的に課税を回避することができるのです。

ちょっと頑張って助成金・補助金のことを調べてみると良いと思います。
わからないときは、税理士などの専門家に聞いてみましょう!!

知っている者のみが得をする制度ですょ